
お客様にとって良いものを一緒に考え、かたちにすること
羽車でお作りしているのは、封筒、カード、箱や冊子などオリジナルの紙製品。窓口となるオンラインストア、ショールームのスタッフが、ご希望やご相談を伺ってオーダーを受けています。 今回は、お客様とともに考えご提案するスタッフの仕事、そして工場でのものづくりを支えるサポートチームについてご紹介します。
【窓口1】安心できるサポート体制
オンラインストア カスタマーセンターの仕事

カスタマーセンターのスタッフは大阪府堺市の本社オフィスで対応。同じ敷地内に工場があり、一貫した対応ができる。
オンラインストア「HAGURUMA STORE」の受付窓口は、デザインや印刷関連の方、企業の担当者、一般の方など、様々な方にご利用いただいています。
窓口ではこのようなご相談をよくいただいています。
・デザイン関連のお客様
紙と加工の相性/加工による表現の違い(細い線など)
・企業のお客様
加工の種類/数量による料金の違い/より効果的な表現方法
・一般のお客様
既製品の封筒やカードの購入/独立するので名刺が作りたい など
紙や印刷加工の専門的な知識から、色選びや使い方のご相談まで、内容は多岐に渡ります。

HAGURUMA STORE カスタマーセンター:米井
総合窓口のフリーダイヤルですので、紙の使い方から納期まで様々なお問い合わせがあります。表情が見えない分、気持ちが伝わるように抑揚をつけてゆっくり丁寧にお話しし、お急ぎの方にはテンポよく解決できるように心掛けています。
私自身、お店にすぐ問い合わせができるタイプではないので、電話で緊張するのはとてもわかります。特に初めての印刷オーダーは、お客様にとっては「オリジナルのものを作るチャレンジ」をしている感覚だと思います。商品が届いた時に、挑戦してみてよかった!と思っていただけるよう、期待に応えたいですね。
お客様には、ぜひ構えずにラフにご相談していただきたいです。「かっこいい雰囲気を出したい」「環境に配慮したい」「価格を抑えたい」などのご希望を伝えてくださると、ご提案の参考になります。お話を伺っているうちに制作物の方向性が定まってくると、信頼いただいたように感じて嬉しくなりますね。

HAGURUMA STORE カスタマーセンター:河村
お客様からは、加工に関する専門的なお問い合わせも多くいただきます。加工が重なる複雑な仕様の場合、工場スタッフに直接確認することもあります。どうしても表現しにくい仕様の時は、なぜ難しいかを加工の仕組みからご説明するとご理解くださることも多く、別案を一緒に考えたり、ご提案させていただいたりしています。経験豊富なスタッフが中心となり、お客様が作りたいイメージをどうすれば実現できるか、チームでいろいろな方法を考えることもありますね。
カスタマーセンターのスタッフとは、ちょっとした隙間時間を使って情報共有をしています。例えば、珍しい加工の組み合わせや、新商品の提案、よりわかりやすい説明の言葉など、なんでも話せるラフな雰囲気を作っているとお客様との会話もスムーズに進むと感じています。印刷物は、相手の方にまで届くもの。遠い誰かの手に、思い通りのイメージを伝えることに一役買えたら、と思っています。
>よくいただく質問
【窓口2】紙素材・色に直接触れられる魅力
ショールーム東京表参道の仕事

ショールームでは、封筒・カード・BOX・タグ・カタログ・シールなど、オンラインストアのほとんどの商品を、実際に手にとりご覧いただけます。数枚のサンプル購入も可能です。
店内の多くの印刷サンプルは、アイデア探しにも役立ちます。ブランディングのご相談にも、経験豊富なショップスタッフが直接丁寧に対応しています。
お客様は、デザイナーの方や、印刷用のデータ作成を羽車に依頼してオーダーされる方など様々です。対面で相談しながらオーダーしたい方にもご活用いただいています。


印刷や加工の色を、実際の商品に合わせながら選ぶことができる。

HAGURUMA STORE 東京表参道:戸倉
ショールームでは「実際に見て触れて確認できる」「スタッフと話せる安心感」を大切にしています。お客様と同じものを見ながら、イメージを共有できるのは店舗ならではの魅力だと思います。
webサイトを見て紙を決めてきた方でも、実際に紙に触れたら「感覚的にはこちらの方が好き」と選択が変わることも。ショールームには実際のサンプルがたくさんありますので、ぜひ感触や質感からも選んでいただきたいと思います。日々、たくさんのご相談を伺っている経験を活かし、「作る側」として加工や使い方のご提案をすることもあります。お客様が作る過程から楽しんでくださると嬉しいですね。
起業される方、こだわって作りたい方など、名刺のご相談はとても多いです。名刺は相手の方に残るものなので、皆さんが大切に考えられていると感じます。名刺、ビジネス封筒をトータルで考えたいなど、初めて作られる場合も、ぜひお気軽にご相談くださればと思います。
>HAGURUMA STORE東京表参道
*店内はご自由にご覧いただけます。ご注文の際にはご予約をおすすめしています。
ものづくりを支えるサポートチーム
DTP、工程課、物流スタッフ
いただいた印刷加工オーダーは、データチェック→工場での印刷加工→出荷作業の工程をたどります。お客様のお手元に届くまで、各部署が連携してものづくりを進めています。
【サポート1】印刷加工データのプロフェッショナル
DTPチーム

DTP(Desk Top Publishing)チームは、お客様からいただいたデータのチェックや調整をする専門チーム。その他にも、データ作成が難しい方へのレイアウト作成、オリジナルオーダーの設計図となるテンプレート作成などを行っています。

DTPスタッフ:池ノ内
印刷加工オーダーのデータは、印刷加工の前にDTPで必ずチェックしています。印刷用データ特有のルールや、別注封筒の設計についても確認しますので、安心して入稿いただけます。印刷用のデータ作成にはグラフィック系ソフトが必要なのですが、お持ちでない方には「データ作成サービス」もお受けしています。デザインテンプレートも多数ご用意しているので、イメージがしやすいと思います。
羽車では、箱や冊子、シールなどサービス内容が増えています。新サービスの導入時には、DTPスタッフも加工現場に行き工程や機械の特徴について学びます。そうすることでデータチェックもスムーズに進みますし、DTPチームもものづくりに直結していることを実感します。
仕上がった商品はDTPスタッフも確認していますが、調整した部分がきれいに仕上がっていると、やはり嬉しくなりますね。
印刷用のデータ作成(グラフィック系ソフト)が難しいお客様 >データ作成サービス
いちからデザインについて相談したいお客様 >デザイン提案サービス
【サポート2】窓口と工場をつなぐ司令塔
管理スタッフ
ご注文いただいた商品が、工場内のどの工程を経ていつ仕上がるのか。オーダー窓口と工場をつなぎ、工場を円滑に動かす管理課をご紹介します。
工程課スタッフ:山中
私はいちからオリジナル封筒を作る「別注封筒」の工程管理を担当しています。オーダー手配書の仕様を見て、紙を手配し、その後の断裁、抜き、印刷加工、製袋まで、いくつもの工程をたどるものづくりの流れを管理しています。
普段はオフィスにいますが、直接工場の各工程に行って、オペレーターに様子を聞き作業スケジュールの交渉をしています。スムーズにものを作るには、オーダー窓口と工場の橋渡し役が率先してコミュニケーションをとることが大切です。仕事は忙しいですが、みんなに協力してもらいながら楽しくものづくりをしたい、と思っています。
今年は若手スタッフからの相談をきっかけに、印刷関連の他社工場へ見学させていただく機会も設けました。他社への訪問は刺激になり、意識の変化も見られました。これからもコミュニケーションを密にしながら、効率よいものづくりを支えたいと思います。
【サポート3】「届け方までがものづくり」
物流スタッフの仕事
羽車にある1,000種類以上の既製品やオリジナルオーダーの仕上がり品。そのすべての出荷を管理し手配するのが物流スタッフ。
物流スタッフ:富田
物流では、たくさんの工程を経て仕上がった商品を、お客様まできちんとお届けできるように梱包し、出荷しています。私は、物流のスタッフが効率よく出荷作業ができるように、出荷指示書の振り分け業務や、実際の梱包を行っています。数枚のサンプル購入から数万枚分のオーダー封筒まで出荷しますので、商品ケースの形もサイズも様々。最適なケースを選び、箱の中で商品が動いて傷つくことがないよう注意しています。
届いた商品を開けるときって楽しいですよね。オリジナルオーダー商品はなおさらだと思います。丁寧な梱包を心がけているので、ぜひそこも見ていただきたいです。
印刷加工のない既製品やサンプルは、平日15時までのご注文を当日出荷しています。
(在庫のある既製品に限る)
>サンプル・見本帳(有料・無料)
>封筒・袋
>カード・ペーパー

直接「ものづくり」にたずさわる工場スタッフ以外に、たくさんのスタッフがお客様のオーダー商品と間接的に接点をもっています。羽車で作成した紙製品がお客様にとって良いものであるよう、一緒に考えかたちにしていくこと。 私たちの起点になる考えとして大切にしています。